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Q1.

子どもの絵に何が描いてあるのかわからないので、
どうほめてあげたらよいかわからないのですが?
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A.
こどもの描いた内容をほめるより、表現したことをまず受けとめてあることが大事です。
描いた絵をお部屋に飾るなどすると、こどもの描く意欲はますます上がります。

幼児期のお絵描きは、気持ちや考えを簡単なカタチや色で表すことの出来る貴重な体験ですね。気持ちや考えを作文に表すことや、ましてや詩や作曲を通じて表現することは困難ですが、お絵描きなら意外と簡単に出来ます。こども達は本能的ともいえるこの活動を通して外の世界と自分との関係を再認識し、手で描くとういう確かな手ごたえをもとに知覚や感受性の幅を広げていきます

 また、こども達は表現した後に誰かとその思いを共感したいという欲求を抱いています。「あ~いいね」「楽しかったね」と子供の気持ちに共感して受けとめることで、さらに新しい表現の意欲が湧いてきます。それは子供たちが大人になった時に、誰かのために役に立ちたいとか、いいアイデアを誰かに伝えたいなど、社会と積極的に関っていこうとする姿勢を身につけることにもつながっています。
 描いている絵の内容がわからない時でも、こどもの方から共感を求めてきたら、こどもの話に耳を傾けて、聞いてあげることが大事ですね。また忙しくてあまり話を聞く時間がない時などは、冷蔵庫のドアやお部屋の壁に簡単に飾るのも、表現を受けとめていることを行為でしめす、いい方法ですね。



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